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2007年6月10日 (日)

過去ログ9:福祉とビジネス

最後の過去ログです。
2005年3月3日掲載分。

ただし、現在はちょっと変化している部分があるので、後日改めてそのテーマについて書いてみたいと思います。

『福祉とビジネス 』 2005/03/03 記

昨日(2005年3月2日)、たまたまlivedoorブログのビジネス関連のトップページを眺めていたら、これもたまたまある有名なビジネス関連の書籍を書かれている方のブログが目に留まり、何気なく読み始めて福祉についての話題が盛んに論議されていたので意外に感じたので、ちょっと気にして眺めています。

そのブログは以前にもお邪魔したことがあり、又その方の書籍も一度読んでみたのですが、その時にはどちらも正直いってあまり面白いとは感じませんでした(すいません)。まあたまたまその本が、私にはピンとこなかっただけなのかも知れませんが。
で、今回改めてそのブログを覗いて、今「福祉とビジネス」をテーマにして、盛んに論議がされていることを見て面白く思いました。(面白いといっては語弊があるかも知れませんが)正直いって、その方はビジネスばりばりで福祉と結びつくような感じの方(ブログ)ではないと思っていたからです。

尤も、福祉=ボランティアという考えには私は賛同できず、ビジネスとして福祉を見ることは別に悪いことではないと思います。又、福祉はビジネスとして立派に成り立つとものだと思っています。それがお金一辺倒、ビジネスオンリー、となると問題ですが。
教育もそうだと思うのですが、そこにお金がかかるのはある程度しょうがないと思うし、資本主義の国なのだから、それをビジネスとして考える人間が出てくるのもしょうがないことだとは思います(学歴偏重主義は反対ですが)

問題は、それがビジネスオンリー、収益オンリーになった時だと思うのです。
(日本人って、何でこう両極端なんでしょうか)

福祉=ボランティア、そうでなければ「悪」だと押し付ける心こそ、福祉問題を複雑にしている考えなのでは無いかと思います。
福祉は大変です。
一口でいうのは簡単ですが、介護や介助、ボランティアって本当に大変ですよ。老人の介護問題も然りでしょう。その大変な労働に対してきちんとした報酬を払うのは当然のことだと思うのです。
もちろんボランティア活動(精神)も大切です。しかし、それを押し付けるのは問題だと思います。

たぶん、福祉はこれからの時代、老人介護の問題、少子化の問題などと併せて複合的に日本社会全体の問題になってくるでしょう。それらは全く別々に切り離して考える問題ではないと思います。
根っこは一緒のような気がする。
そして、その問題が問題ではなく当たり前の状態になって来ると、ビジネスだボランティアだというのもバカバカしくなるくらい、ふつーのことになってくると思うのです。

福祉や教育など、本来人間の「心」の役割が占める部分の大きな分野、つまり「人間的な力(スキル)」の発揮できる分野にビジネスが入ってくる時に、どうもアレルギー反応を起こす方が多いような感じです。それは、逆にそれが(人間的なスキルが)お金に換算出来るものではないと皆感じているからこそ、そうなるのだと思います。

ビジネスは、効率の世界だと思います。
効率よく仕事が出来る方がよりお金を稼ぐことが出来ます。が、福祉や教育や育児などはそれと真逆の世界で、非効率的な世界だと思うんですね。
だから福祉とビジネスが両立しない、という意見の方が多い訳です。
それでも、私は上手くバランスを取ることが出来れば、それは両立することが可能だと思います。
もっというなら、「効率」の世界に「非効率的」な人間性を発揮できるスキルが融合できれば、鬼に金棒、素晴らしい世界が開けるのではと思います。

企業などもこれからは利便性や経済性だけでなく、社会的に貢献する方向で進むところが増えてくると思います。(現にトヨタが老人ホームを経営すると発表しました)結局企業の作った「モノ」を購入するのは人間であり、その人間の究極の幸せを追及した時に、「モノ」意外のもの=「心」や「人間性」を提供出来るところが最後は勝ち残ると思うからです。
人間を大事にしない企業はダメになるし、自らの首を絞めることになると思いますが、そろそろそれに気付いて、福祉=自らの幸せと考えて社会に還元出来る企業、また人がポイントになってくるような気がします。

福祉に関わる人の心や人間性をお金に換算することは出来ません。
しかし、福祉に関わる時間や労力はお金(報酬)に換算しても何ら恥じることはないと思います。すなわち、そこにビジネスをかましても(?)何も問題はないと思います。もちろん、働くことのできない(収入を得る事の出来ない)障害者から報酬をもらうのは無理だと思うので、そこんとこは国(税金)からぶんどる。
その辺の使い分けさえしっかりすれば、決して福祉ビジネスはおかしな話しではないと思いのです。

ところで、これも又たまたま、今日私はある福祉ビジネスを行っている企業の説明会へ趣きました。
その経営者の方のお話しを聞いて、なるほどと納得することも多くありました。政策(役所)の手の回らないところは一般企業がどんどん進出して、手を出していけばいいのだと思います。(尤もその企業は今に始まったことでなく、もう何年も前から実施しているようですが、それほど大っぴらに出来ないのは日本の風土のせいでしょう)
それがその企業と身障者の双方のためになるなら、それでいいじゃありませんか。


=この記事に対するコメント=

投稿者:しろちゃん http://blog.livedoor.jp/sirotyan1555/
DATE: 06/05/2005 12:50:00 PM

時々訪問させてもらっています。 興味深いです。 福祉や教育の場にこそお金は貴重なんですが、 削られているのが現状です。 「心」の大切さをいいながら 心ない行政の仕打ちに矛盾をかんじています。

投稿者: hal-3
DATE: 06/05/2005 02:12:45 PM

しろちゃんさん、始めまして、ようこそ、 コメント有難うございました
時々訪問していただいているとのこと、嬉しいです。 中々コメントが付かなかったので、こんな重いテーマのブログではコメントしづらいのかなあと思っていました。行政のやり方や福祉ビジネスの在り方について、最近思うことがあったのですが、ちょっと今他のことで忙しくて中々こちらまで手が回りませんでした。 またぼちぼち更新していきたいと思います。 これからもよろしくお願いします。

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