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2012.11.26

リベンジ

三線を始めてからあちこちで演奏する機会があるのだけど、三線始める前にはとても考えられなかったようなお店や場所でやらせてもらえる事がある。


例えば六本木の「島唄楽園」とか(こちらではまだ唄だけだけど)、銀座のバーとか。
「島唄楽園」は、有名な老舗の沖縄料理屋さんで、色んな有名な民謡歌手の方が出演している。
一番最初に行った時は10年以上前のオフ会で、三線や民謡なんて全くやろうと考えてもいなかった。
三線を始めてからも、特にここでやらせてもらおうとかいう考えもなかったのだけど、いつの間にかやれるような気配になっている。

もしかしたら、このお店で演奏したいと願っているアマチュアミュージシャンの方も多いかも知れない。
もちろん私自身の実力で出られる訳でなく、今の処は完全な飛び入りです。


自分自身では、どうしてもここでやりたい、というような強い気持ちでいるようなお店や場所はそんなにない。ぶっちゃけ唄わせてもらえるのならどこでも良いと思ってる。


それでも、我ながら「え〜?こんな所で唄えるんだ〜」という感激というか、不思議な気持ちで臨むところも多い。
2年くらい前には渋谷の交差点の交番の前で唄わせてもらった。
我ながらど素人の癖によくやったもんだと呆れる。
その頃は、受け入れてくれるところなら本当にどこでも良かった。


しゃにむに出演出来る場所を求めてさまよっていた2年前から、今は段々落ち着いて来て演奏する場所も決まりつつある。
最初の頃出させてもらっていたライブハウスの店長さんに言われた言葉がヒントになって、今はバーで演奏する事が多い。
バーで沖縄民謡?と思われる方もいるかも知れないけど、私のようなしっとりというか、情け唄系の唄い手はじっくりと聴いてくれる静かなバーのようなお店の方が合っているようだ。

新しい場所で演奏して感慨にふける場所も多いけど、再びここで?と驚くような場所もある。
何年か前に訪れて演奏して、まさか又ここで唄えるとは思ってなかった場所。
今日そこで唄って来た。

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横浜市鶴見区にある沖縄県人会館、通称沖鶴会館。


沖縄でいうところの公民館のような所で、沖縄関連の催しものや会議などを行っている。
今通っている三線教室も割と近い場所にある。


そこで今の教室の先生である大里さんとコンビを組んでいる宮里さんが所属している琉球舞踊の教室の発表会があり、私達の民謡教室も参加出来ることになった。


歴代の県人会の会長さんの写真が飾ってある。


Okituru1211253_2


小さな舞台がある。

Okituru1211252_2


有名な琉球舞踊『四つ竹』。


Okituru1211255_2


もちろんメインは舞踊なんだけど、私達も教室全体で(といってもその日は7名しか参加出来なかったけど)4曲ほど唄わせてもらい、個々で唄っても良いという事だったので何人かはソロで唄った。


実はここで6年くらい前、前の師匠のライブがあり、「女工節」という唄を始めて唄わせてもらった。


元々上がり症の私が、その唄を人前で始めて唄って、その頃はまだまだ三線も下手で、もうぼろぼろの状態で唄い終えた。
その時は何とか気迫だけで唄ったので、それでも「良かった」と言ってくれた方がいてほっとした記憶がある。


その時の事を少し書いてる日記。

それから6年。
紆余曲折色々あって元の師匠の元を去り、縁あって今の教室に移り、この場所にも寄る事もあったけど、まさか本当に再びこの場所で、この舞台で唄える機会が来るとは思っていなかった。
その機会があると聞いたとき、真っ先に「女工節」を唄わせてもらおう!と思った。


色々考えた。
あの頃はただ一生懸命だったけど、今は少しは余裕をもって唄えるかも知れない。
だけど思い入れのある唄で、思い出のある場所だから却って緊張してしまうのではないか、元の師匠の事など思い出して思いあまって泣いてしまうのではないか、と考えたりしたけど、やっぱりこの唄を唄うしかないだろうと思った。


ある意味リベンジ。
自分自身への。


そして一応ちゃんと唄いきりました。
もちろんまだまだ完璧とは言えないけど、たぶん6年前よりははるかに上達したろうと思う。
教室のみんなにも褒めてもらって、一安心して、そして思っていたより思い出に引きづられてなかったことに安心して、何となく肩の荷が降りたような気がしました。
誰かさんに見てもらいたかったけど、まだそれは叶わないようだ。
もしかしたら一生叶わないかも知れない。
それでももういい。


もう自分自身の中では一区切りついたような気がして、帰りに沖鶴会館の一階にある沖縄物産店で泡盛や沖縄の物を買って帰り、帰りにどうしても沖縄ソバが食べたくなったので一人で食べて帰り、家についてから泡盛を飲み、結構ご機嫌さんです。

あれから6年。
まだそんなものなのか、もうそんなに経ったのか、良く判らない。
果てしなく遠い道のような気がするし、あっという間だったような気もするし。
でも確かに言えるのは、6年前にはこういう状況で再び同じ舞台に立つとは全く考えても無かったという事。
人生本当にどこでどうなるか判らないし、どんな場所や人と繋がるか判らない。


また6年後はどうなっているか判らないけど、取りあえず三線弾けてたらいいかな。
そして今よりちょっとでも上手くなってたらいいかな。

Okituru1211251_2


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コメント

色んな場所で歌えて幅が広がり
充実した生活していますね。
陰ながら応援していますよ。

投稿: ぴえろ | 2012.11.27 17:50

ぴえろさんありがとうございます。
機会が合えば是非聞きに来て下さいね。

投稿: hal-3 | 2012.12.01 10:10

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