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2011.04.05

内地に居ながら

3月から鶴見にある琉球民謡協会所属の三線教室に通ってます。


6月に、民謡コンクールを受験しようと思っているのだけど、元の師匠はそういう協会に所属してないのでそこからの受験が出来なかったので、沖縄出身の「かじまや〜」というユニットで活躍している大里さんの教室に入れてもらいました。

毎週日曜には渋谷から鶴見まで通ってます。
最初遠いから嫌だなあ、と思っていたのだけど、行ってみると想像していたよりはそんなに時間はかからず、何と言っても土地柄沖縄出身の方が多い。
教室の生徒さんもほとんどが沖縄出身の方。

みんな沖縄なまりで方言が飛びかう空間が何とも懐かしく、暖かい。
そして何よりも、皆で唄う時の唄声が沖縄の声なのが心地よく嬉しい。
ふつ〜に沖縄の三線教室のような感じだ。


のんびりと4時間くらい練習する。
普通、そういう教室は2時間くらいなのに、4時間居てもそんなに苦にならない。
よんなーよんなー練習してるからなんだけど、でも決してだらだらしている訳ではない。
毎回4時間で10曲以上は練習している。
その曲のほとんどが聴いたことのない曲だった。


やっぱり民謡は奥が深いなあと思う。
もちろん沢山の曲を知っていればいいというもんでもないけど、沖縄の人間として、民謡をやるものとして知っておいた方がいいだろうなと思う。


のんびりしているからといって、甘い訳ではない。
きちんとコンクールのための指導をしてくれるし、唄の指導もしてくれる。
そして指摘されて出来たところはちゃんと褒めてくれるし、毎週来る度に上達していると褒めてくれる。
ので、やる気が出る。


前の師匠はめったに褒めてくれなかった。
もちろん彼なりには褒めてくれていたのだけど、厳しく言われる事の方が多かったのできつい事しか印象に無かった。


ーーー先週の日曜、教室の練習の後、その民謡協会の大御所が沖縄から来てライブをするというので、教室の師匠や生徒さんたちと一緒に観に行った。

Live110403

いかにも、という感じの沖縄の民謡ライブだ。
沖縄に居たらそれほど有り難くもないかも知れないけど、こっちにいて沖縄の空気を、本場の民謡を聴けるのは大変有り難い。


本場の民謡を聴けて、いっぱい食べて飲んで沖縄なまりで沖縄の方言で沖縄の人たちとおしゃべりして、まるで沖縄にいるような錯覚を起こすような感じだった。
良い気分でお店を出て、川崎の駅前でMr.ドーナッツをお土産に買って家路に戻り、良い気分で眠りにつけた。

そして、本当に三線習って良かったなあ、とふと思った。
三線やってて良かったなあ、と。


本当に何でそういう風に思ったのか、自分でも思い返せないけど、次の日、本当に素直に、この道に引き入れてくれた人に感謝の気持ちが湧いて来た。


私に三線を勧めてくれてありがとう。


「ねえさんはサンシンやった方がいいよ〜」
と自分の三線をその場で私に渡して弾かせた。


あれから6年が過ぎた。
今でも良く覚えている。
初対面の私にそういって三線を勧めた。

あまりにも厳しい指導で、辛くてもう何度も辞めようかと思って、恨んだ事もあったけど、今は素直に言えます。
私に三線をやらせてくれてありがとう、古我地さん。

いつか恩返しが出来たらいいな。

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