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2008.12.06

がじゅまるの奇跡?

Gajumaru0812061写真は、写真家小町さんの結婚披露パーティーで長男がおみやげにもらってきたがじゅまるの苗。

昨夜、代官山のカフェで先月30日から行われている小町さんの写真展に出向きました。
前々回の記事の最後で紹介した、大城美佐子さんとご一緒している写真を撮った場所です。

小町さんという方は、プロのカメラマンなんですが、私とはサンシン教室の同期生で、今も時々一緒に練習したり演奏会をご一緒させてもらってます。
その小町さん、普段は芸能関係とか、セーラー服の女子高生の写真とか撮ったりしてますが、何故か5年ほど前から沖縄の樹のがじゅまるに虜になって、ついにでかい写真集を出すことになりました。


その出版記念の写真展を30日から昨夜5日まで、その代官山のカフェで開催していたわけですが、初日に沖縄関係の方を呼んでのイベントライブ、そして昨日はアジア関係の音楽家を呼んでのライブが行われたのです。うちの師匠も交えてね。
さて、そこで、何と、昨日、びっくりする出来事が!

この写真集のために沖縄中くまなくがじゅまるの写真を撮って回っていたのだけど、小町さんは東京に住んでいるので、もちろん沖縄の地理などには詳しくなく、そのため現地のコーディネーターの方に頼んでがじゅまるの情報を集めていたそうですが、そのコーディネーターの方がこの写真展に併せて上京していて、30日にもライブの後で皆に紹介されていたのですが、その時にはふ〜ん、という感じで見ていました。

お名前が「翁長(おなが)」さんというので、うちの母親の旧姓と同じだなあ、とは思ってましたが、まあ沖縄には沢山ある名前だし、とその程度にしかその時には思いませんでした。


が、昨日その話をしてて、もう一人沖縄の以前大里村というところから来た青年と、沖縄ってホント狭いよねえ、という話になって、私から「ところでうちの母親も旧姓翁長っていうんですよ?」とその翁長さんに問いかけたら、
「では出身はどこですか?」と聞かれたので、
「久志(現在は名護市)の嘉陽という部落です」
「あ、同じだ、でもあそこは翁長多いから、皆どこかで繋がってますよね〜うちのばあちゃんの名前は翁長ウシです」
(ばーちゃんの名前忘れた)
「では親の名前は?」
「父親の名前はケンリョウです」
という風にとんとんと話が進んで、はたと気がつくと、
ケンリョウって、うちの母の弟じゃないか!
「ケンリョウおじさんとこの???もしかして従弟???」
「え〜!!もしかしてたつ子(うちの母の名前)おばさんとこの???」
「え〜!!タケシね!?」

ということで、何と、イトコだったのです!
全然気がつかなかった。
向こうもそうらしいが、何せ35、6年以上会っていなかったのだから、二人ともすっかり大人になって変わっていて、全く面影もなく気がつかないのもしょうがない。
私が彼を最後に見たのがたぶん小学校に上がる前くらいじゃなかったかと思う。
彼の上のお姉さんとはまあ年も近いので、その後上京した後も会ったりして良く判るのだが、弟たちとの接点は全くなかった。
また彼は私の弟と年が近いのでそちらの印象は良くあるという。
おそらく沖縄に住んでいたらまだ会う機会もあったかも知れないけど、私が東京に住んで居るため、本当に母方の親戚とは疎遠になってしまっている。


従弟と判っても全く始めて会ったような感じで、何だかすごく不思議な感じだったけど、嘉陽の話や親戚の話をすると、どんどんと記憶が交差してきて、あああそこはどうだったとか、誰それはそうだったとか、話はつきなかった。
周りにいた方たちも、小町さんはじめ皆、私たちがいとこ通しだったことにびっくり。
何故気づかないんだ?と不思議そうだったけど、もう40年近く会ってないからかも知れないと伝えると納得していた。
しかし世間は狭い。というか本当に沖縄は狭い。


一緒に行った長男もそれまでは翁長さんとふつーに世間話をしていたらしいが、私の従弟と知ってひっくり返りそうになってびっくりしていた。え?もしかしておじさん??え??という感じだったけど、正確に言うと従姉の子供なのでおじさんではない。又いとこ?よくわからない(笑)
いきなり親戚になってびっくりだったようだ。


それにしても不思議な巡り合わせだ。
たまたま知ってた写真家の関係に遠く離れた沖縄に住んでいる、ずっと会っていなかった従弟が関わっているとは想像もしなかった。
沖縄にいたら、たまたま隣同士に座った人が遠い親戚だった、という話はよくあるのだけど、まさか東京の代官山でそういう状況に出くわすとは思わなかった。
それもこれも小町さんと知り合わなければ、またその小町さんと知り合うためには古我地さんと知り合わなければならなかったのだけど、やっぱり不思議だ。


(その古我地さんを紹介してくれた知り合いとは、最近全く連絡が取れないんだけど、彼女にはものすごく感謝したい。
今どうしてるんだよ〜)


翁長というのは、母方の実家なんだけど、以前に紹介した小さいおばさんもその兄妹だ。
何だか最近そっちの方に縁があるらしい。
もうずっと20年くらい嘉陽に行ってない。
うちの子供たちが小さい頃はまだちょくちょく行っていたのだが、ばあちゃんちにその長男(つまり昨夜会った従弟のお父さん)が移り住み、家を立て替えてからは何となくいかなくなっていた。
行きたいなあ。
長男も懐かしくてまた訪れてみたいという。
来年は必ず行こう、とタケシと長男とで約束して帰って来た。


そんな訳で昨夜は不思議な夜で、でもその前のライブももちろん良くて、ネパールの方の吹く笛も始めて聞いてすごく不思議な感じで感動したし、アイヌの方の唄と演奏も心に響くものですごく良かったし、長男と二人「今日は良かったね〜」と帰路についたのでした。


肝心の「ガジュマル」写真集ですが、すごく良いです。
値段は5000円と若干高めですが、見る価値あります。もちろん、写真展のでかいパネル張りの方が迫力があって良いのですが、手元でじっくり一枚一枚めくるのも良いです。
よくもまあここまで撮ったな、と感心します。
沖縄人でも見過ごしていた、否、沖縄人だから当たり前すぎて見過ごしたこの樹を撮り続けたバイタリティーは素晴らしいです。
佐渡山豊さんがこの本は沖縄の宝物だ、とおっしゃってました。


またこの写真集は、沖縄県下の全小学校に無償で配布してくれるそうです。
昨今、お金目当てで沖縄を利用している内地の企業に爪の垢でも煎じて飲ませたい。
ホント、小町さん、ただの酔っぱらいのおっさんかと思ってたけど(笑)とんでものなく良いヒトでした。本当に感謝です。

注文はこちらから


青山通り出版 「がじゅまる」ページ


うちのがじゅまる。
いつかきじむな〜は沖縄から飛んでくるだろうか?


Gajumaru0812062

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コメント

なかなか興味深い話ですネ

自分が東京に出てきているせいか親戚とは疎遠になってかなりの歳月が経つので、
なんだかいいなーって羨ましくなっちゃいました

勝手な想像かもしれませんが、沖縄に関するモノやコトは人の強いつながりで結ばれているような気がします
在沖の人も、沖縄から離れている人も、
それらの人と知り合った沖縄以外の人間も
どこかでつながっている、そういう感じがします

沖縄以外でもおそらくそれに近いものはあるはずですが、
沖縄はその傾向が強く、また、それを確認する(できる)場が多いのかも

よく世間は狭いとは言いますが、
沖縄に関してはそれよりもっと狭いのではないでしょうか
“狭い”というより、“近い”という言葉の方が相応しいかもしれませんが・・・

投稿: かなぶん | 2008.12.06 21:30

やっぱり東京にいると地元の親戚とか友人たちと疎遠になったりしますよね。
うちは父方の実家でおじいちゃんおばあちゃんと住んでましたので、父方の親戚とは交遊があるんですが、母はやんばる出身なので、地理的にも何となく遠く感じましたね。
こないだ会ったいとこはずっと那覇にすんでるんですが、何せ私が上京してから30年以上経ってますから。

「近い」
そうかも知れませんね。
ずっと向こうに住んでいるとうっとうしい時もあるのですが、離れてみて思う事ってあります。

投稿: hal-3 | 2008.12.07 12:18

『がじゅまる』買いました。
すごいです・・・宝物にします。
すみません、勝手に私のブログで紹介しちゃいました。

投稿: tokotoko | 2008.12.27 10:38

tokotokoさん、「がじまる」良いでしょう〜?
どんどん宣伝してやって下さい!
よろしくお願いします。
良いお年を!

投稿: hal-3 | 2008.12.29 17:59

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