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2008.05.14

軽自動車とフェラーリ?

車ではなくサンシンのことです。
それまで使っていたクラウン並のサンシンが、調子が悪くなったのでメンテナンスに出したら、その間の代車は軽自動車でした。2ケ月後にクラウンの代わりに戻って来たのが、何とフェラーリ!
それまでそんな高級車に触ったこともなく、あげくに代車の軽との余りの差に愕然。
びびってしまって、2週間以上経っても未だに使いこなせません。


下手くそな私にフェラーリは全く妥協してくれず、せっかくこれまで練習していた曲が頂上が見えた処だったのに、また5合目辺りまで蹴落とされてしまった感じでした(とほほ)


良い楽器は良い演奏者を育てるらしいけど、育つ前にめげてしまいそうな感じで、毎日泣きながら練習しています(いやマジで)


・・・この一ケ月くらい、ゴールデンウイーク前から、色々と思う事とか考えさせられる事があったのですが、何だか文章がまとまらずブログの更新が中々できませんでした。

特に滅茶苦茶忙しかったわけではなかったのだけど、何でだろう?と思ったらやっぱりフェラーリの試運転に頭が一杯だったからだと思う。


まるで私の腕を試しているようで、小馬鹿にされてるような気ぃすらして、たぶん、ふつーに買うと20万円以上するんじゃないか?と師匠にいわれたこともあって、恐る恐る弾くから余計に音が悪い。


私にはまだまだ勿体無いんじゃないか、まだこんな高級車に乗る資格はないんじゃないか、まだ早いんじゃないか、と悶々と悩みながらおどおど弾いてもちっともいい音なんか出ない。
マジで泣きたくなった。こんな上等なモノでなくても良かったのにー、とちょっぴりサンシン屋さんのプライドを恨んでみたり。
鬱々としながら取りあえずサンシンを手なづけると言うか、手なづけられると言うかの日々を過ごしてました。


ところで、ゴールデンウイークの頃、少し考える事が多かったというのは、まず先月27日の師匠のライブに沖縄フォーク界の大御所・佐渡山豊さんが来ていたことから始まります。


去年も確か同じ頃佐渡山さんのことを書いたのだけど、約一年振りにお会いしたら向こうは私のことを全く覚えて無いようでしたが、相変わらず年齢に比べてパワフルで説得力のある歌で感動しました。
佐渡山さんは昔からずっと変わらず体制批判の左寄り(?)の方で、うちの師匠もどちらかというとそうで、共通することがあるようで気が合うらしく、とても良い雰囲気のジョイントライブでした。

そしてその日、それまでしゅっちゅう見ていたはずなのにライブ会場に飾られた沖縄のガジュマルの大きな写真に亡くなった方たちの顔を沢山発見しました!
でも他の人に聞いたら最初からあったそうな。
その日始めて開眼したのか、何をきっかけに見えるようになったのか考えたら、やっぱり佐渡山豊という人の影響ではないかと思ってしまった。


その写真は全然恐かったり気持ち悪いものではなくて、たぶん物珍しくて出て来たんだろう、ということでしたが、彼等もまた佐渡山豊に会いたかったのかも知れないと思ったり。


ライブの余韻と心霊写真のお陰で何となく不思議〜な感覚で気持ちよく過ごしていたら、たまたま偶然GW中に遊びに行こうと約束していた友人夫婦に靖国神社に誘われました。
ちょうど今、「靖国」という映画が話題になっていて見に行きたいな〜と考えていて、友人夫婦はその映画のことを全く知らなかったそうだけど、何となく今行かなくては、という気になったらしい。


奇妙な符合で、一緒に行くことになって行ったはいいけど、靖国神社の中の戦争の歴史物を展示している会館を(名前忘れた)見学したら、ものすごく気分が悪くなって途中で見るのもイヤになっては途中で出てしまいました。
私だけかと思ったら、一緒にいった全員が同じ感想で、不愉快、という思いで一致しました。
まるで戦争賛美のような展示の仕方で、(はっきりそうは文字にしていないがそうとしたか思えない)、戦争で亡くなった方たちには何も罪もなくとても可哀相なんだけど、もう二度と行かない、と思ってしまった。


若い友人の娘さんも憤慨していたので、今度是非皆で沖縄のひめゆりの塔を見に行こう!と団結。


その後は、近くの北の丸公園で相変わらずの酒のみの宴会になって楽しかったから良かったんだけど。


5月3日は川崎に琉球フェスティバルを観に行き、

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4日は六本木ヒルズに私が好きな唄を歌っている沖縄民謡歌手の我如古より子さん達の演奏を聞きに行き、後半は家族でまったり過ごし、代々木公園の緑の中を親子でサイクリングしたりして、

080506

まあ中々充実して楽しいGWを過ごしていたのだけど、相変わらずプライドの高いじゃじゃ馬サンシンを乗りこなせずにいて、イライラしてました。

そんな時、先日の日曜日の11日、合同練習の時に来ていたサンシン仲間からWOWWOWで沖縄の音楽を紹介した番組を録画したDVDを貸してもらいました。
先月の例のライブで会った時にそういう話しをしたのだけど、私はすっかり忘れてたものでした。


その番組そのものは、ちょっとミーハー的なものだったのだけど、そこに出て来る超一流の沖縄民謡会の大御所たち、そして沖縄音楽に関わる方たちの中でも、特に大城美佐子さんの下りの処を観て、あ!と思ったのです。


大城さんのインタビューを観ていて涙が出ました。

その時の会話の中身そのものも感動的なものでしたが、大城美佐子さんそのものがもう、既に神様のような存在で何かを超えた人にしか出せないものを持っています。

佐渡山豊もそう。

二人ともお会いしてお話してみたら本当に物静かで、どこにそんなパワーがあるのろう?と思う程落ち着いた方達です。
でも唄はすごい。

これこそフェラーリだ!とその時思いました。


その人たちそのものがもう名器なのだ。

そして大城美佐子さんの話しを聞いて、とんでもないことで悩んでいた自分がものすごく恥ずかしくなりました。
サンシン屋さんの好意でクラウンからフェラーリに替えてもらった。
それはたぶん師匠の心遣いも入っているだろう。
せっかく良い道具を用意してくれたのに、使いこなせない自分を棚に揚げてなんて勿体無い不満をぶちまけていたのか。


そして大城美佐子さんが故・嘉手刈林昌さんから一番影響を受けたと言う「白雲節」はちょうど今自分が課題にしている曲でもある。
本当におこがましい偶然なんだけど、自分もこれをやらなければ!と大城さんの話しを聞きながら強く思ったのでした。
ちゃんと歌わなければ、と。


フェラ−リはいつか乗りこなせるだろうか。
自分はフェラーリに乗る資格のある人間になれるだろうか。

なりたい、と思った。本当に。そして沖縄の偉大な先輩たちに感謝感謝でした。
それから何となくフェラーリも少し優しい音色になりました。ホントだよ。


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コメント

僕はカローラ並みの三線すら上手く弾きこなせていませんsweat01
4月下旬までサボりがちでしたが、近ごろまたほぼ毎日弾くようになりました
僕は当分、このカローラで十分です

それにしてもhal-3さんと沖縄のつながりって不思議ですね
「不思議」なんて言葉を使うのが相応しいかどうか分かりませんが・・・

三線と真剣に向き合い、いろいろな唄を聴き、沖縄の過去に想いを馳せる
また料理や庭木にもごく普通に沖縄が採り入れられる

だからでしょうか、hal-3さんとお会いするたびにhal-3さんならではの沖縄っぽさを感じます
僕が沖縄を理解する上でhal-3さんはとても貴重な存在です
うまく表現できてませんね、ごめんなさい

フェラーリ三線、早く乗りこなせるようになるといいですネ

投稿: かなぶん | 2008.05.14 22:40

かなぶんさん、
カローラで充分なんですよ。
カローラだって良い車だし。
自分が望んでフェラーリ買ったんなら文句もいいませんが、いきなり軽からフェラーリに乗り換えろ、といわれたらドゥマンギて(ドゥマンギル=ひっくり返りそうになるくらい驚くこと)しまって。

このところようやく音も落ち着いて来たので、これから何とか本題の曲の完成に入れると思います。
曲そのものだって難しいのに、、、、(--;
そのうちフェラーリサンシン、聞いて下さいね。

投稿: hal-3 | 2008.05.15 16:35

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