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2006.08.17

沖縄ローカルの旅お盆編

今回の旅行はそもそもお盆のお手伝いに行ったので、そうそう遊んでばかりもいられなかったわけで。
沖縄はお正月よりもお盆やシーミー(清明際)という、先祖がらみの習慣を重んじる処だ。
去年、結婚して始めて旧盆にスケジュールが合ったので、27年振りくらいにお盆に行くことが出来たけど初夏に当たるシーミーにはもうずっと行けていない。
時期的に、シーミーは大体ゴールデンウイークの前になるので子供の学校が休めないので行けないのだ。
沖縄では、シーミーの頃か、お盆の1週間くらい前か、大体一年のうちにお墓に行く時期というのが決まっていて、それ以外の日にはあまり行ってはいけないことになっている。
それなので私はもう何年も実家のお墓参りをしていない。
そのうちシーミーの時期に行ける日がくればいいなと思っているけど、まあ取りあえずお盆でご先祖様供養をするさ。

お盆は、まずご先祖様をお迎えするために家の内外をきれいにすることから始まる。
(ホントはお客様に対するものだけど、建て前としてご先祖様優先という)
つまり大晦日の大掃除だ。
去年は大掃除などは終わった後で着いたのだけど、今年は掃除から参加するはめに。
ウンケー(迎え火)の日の早朝から家の回りの掃除と家中の窓のガラス拭きを家族総出で行う。
今回はうちの三男がいて男手があったので、窓ガラスの高い所の掃除をするのにとても助かったらしい。
網戸を外したり、力仕事などもさせられて、やっぱり男がいるといいよね、という話しになる。

実家の父ももう年だし、段々体力もなくなり大変そうなのでこれからはうちの息子たちがいる時には遠慮なく使うがいいさ、と勝手に約束する(笑)

次のお盆の中日(ナカヌヒー)は市場へお肉などの生鮮食品の買い出しへに近くの市場へ出かける。
お正月のお節は年末までに全て調理して支度しておくけど、沖縄のお盆は真夏なのであまり早くから作って置いておくと痛んでしまうのでウークイ(送り火)の当日の朝に調理する。
その材料のお肉の冷凍のものを買って来て解凍したり、下準備を中日にやるわけだ。

うちの母が良く利用する市場は、家から一番近い栄町(さかえまち)市場というところ。

Sakae1

ふつー市場と聞くと朝早いイメージがあるけど、沖縄はやっぱり市場ものんびり開く。
昔は結構栄えていたようだけど(だから栄町というのだろう)、最近近くに大型スーパーが出来たせいでどんどんさびれていく一方のようだ。
お店もだんだん閉めて行くところが多いらしい。
ただしうちの母親のように昔気質のハーメー(おばさん)達が健在な限り市場も無くならないんじゃないかと思う。

八百屋さん。
沖縄の八百屋さんには本土で見かけない野菜や果物が売られているけど、お盆の時期ということでさとうきびが売られていた。

Sakae2

お仏壇に果物などと御供えするものだけど、田舎の方だとその辺のさとうきび農家で分けてもらえるんじゃないかな。
お肉屋さん。

Sakae3

何故かトロピカルっぽく飾り付けがしてあった。
さすがにチラーグヮーまでは売られて無かったけど、ありとあらゆる肉の部位が売られている。
テビチ(豚足)もごろごろケースの上に転がっていた。

Sakae4

ダイナミック。
東京のスーパーで見かけるような、何の肉のどの部分か判らないような細切れでは無い。
テビチの左にある袋は、豚の中身(臓物)が入った袋だった。
豚肉の三枚肉(皮付きのバラ肉)やらテビチやら中身やら鶏の手羽肉やら、全部2キロ単位くらいでぼんぼん買っていく。グラム単価は安いがまとめて1万円近く買うのでいつも肉屋のおじさんが喜んで鶏ガラをどっさりおまけしてくれるらしい。

蒲鉾屋さん。

Sakae5

重箱専門と書いてある。
沖縄では蒲鉾はお祝い事や慶事など重箱につめるのでそういう風になっている。
糸満市にある『ぼーぼー屋』という蒲鉾屋さんの支店で、美味しくて有名なのだという。
蒲鉾だけでなく天ぷらも売られていて、結構美味しかった。
その他豆腐を揚げたものも売られている。いわゆる東京でいうところの厚揚げなのだけど、全く味が違う。
うちの場合はそれも自宅で揚げる。
うちの母と同じような世代のおばさん達が並んでいた。

市場の近くの栄町交差点の近くに美味しいおでん屋さんがあったことを思い出して、母が買い物している隙に覗きに行ってみた。
つぶれてないか心配したがお店はまだあった。

Sakae6

何故か「東大」というお店。
沖縄風おでん(東京のものとは大分違う)の専門店で、汚い店だけど(笑)味はとても美味しかった。
たぶん夜遅くに開くのだろう。観光客にも知られているようで、結構評判らしい。
またいつか行ってみたいな。
機会のあるヒトは是非訪れてみて下さい。
モノレールの安里駅の近く、市内バスの大道病院前のバス停からあるいてすぐのところです。
ただし道が判りづらいので現地のヒトと一緒でなければタクシーで行った方が無難です。

そうして色々買った食材を、ウンケーの日の明け方4時頃から調理して、50人前くらいのオードブルや

Bonryouri

中身汁や三枚肉の煮つけやらを作る。
お昼までには全て作り終わり、いつお客さんが来てもいいように準備するのだけど、年々来てくれるヒトの数も減っているというので量を減らせば、と去年もいったけど結局今年も余らせてしまう。
足りない時に困るから、という両親の考えだからこちらは何もいえない。
次の世代のヒトがどうにかするしかない。

まあ何とかウークイも済ませ、親戚もそれぞれ帰っていった後、今年も近所のガソリンスタンドで地域の青年会のエイサーが始まったので見に行く。

Eisa060808

満月のお月様も入れてみたけど良く撮れなかった。
去年はサンシンの地謡は2名だったけど、今年は4人に増えていた。
エイサーを見た三男いわく、「若い子がやっているというのが偉いよね」
確かに。渋谷のセンター街でたむろしてバカなことをしている若者達にもエイサーをやらせるといいんじゃないかと思う。よっぽどやりがいがあるだろうに。

そんなこんなで今年の夏の沖縄の旅も終わり、東京に戻って来てしばらくはぼーっとして頭が回らなかったけど、段々現実に引き戻されて既に次の沖縄行きの計画を練り始めています(笑)
そうでもしなきゃ東京でなんて生きてられない。

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コメント

今年はKちゃんが大活躍だったね。お疲れサマ(-)
お盆の3日間、興味深く拝見。
お昼までに、あれだけ沢山の料理を用意するの流石沖縄の女のヒトはパワフルだと思いました。

トコロデ「東大」は<東京のものとは大分違う>を省略した屋号ってこと?
具がちがうの?汁がちがうの?うーん食べてみたいさー

投稿: 朱蘭 | 2006.08.18 07:53

朱蘭さんどうも〜
K介もそれなりに役立つ(笑)
うちの妹たちには「ホテル代変わりだと思ってがんばれ」といわれてたけど。
料理は私一人で作ったわけじゃないけどね。
母(最近はもっぱら司令塔)と叔母さん、弟の嫁さんと私との4人でやったんだけど、それでもきついよ。もうやめればいいのに、と毎年いわれてる(笑)
沖縄のおでんは、豚足やら鶏肉やらの肉類が入ってて味がこってりしてます。
私も見よう見まねで作るけど、やっぱりこの店で食べるのが一番。
今度お金ためて一緒に沖縄行こうよ(笑)

投稿: hal-3 | 2006.08.18 09:52

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